インタビュー記事サンプル「再起をかけてメディアを立ち上げた崖っぷちライター・田貫朔子」
フリーランス百景に掲載するインタビュー記事のサンプルとして、田貫朔子自身のインタビューをシミュレーションしました。(自作自演? 一人芝居?)
実際のインタビューでは、お仕事内容の詳細やその働き方になるまでの経緯、1日・ひと月のスケジュール、これまでに経験した「壁」についてなど深掘りし、1人につき数回の記事に分けて掲載する予定です。
今回は、フリーライターとして活動を始めるも「崖っぷち」状態となり、ライター業再起に向けて取り組み中という、田貫朔子さんのお話を伺いました。

田貫朔子・フリーライター(ポートフォリオページ)
京都市内在住、文筆業でひっそり生きようとするフリーライター。
取材音源からの記事作成やオウンドメディアのSEO記事、動画シナリオなどを執筆。
現在、取材記事を仕事の軸にすべくインタビューメディアを運営中。
一念発起してフリーライターになるも崖っぷちに立たされる田貫朔子
―本日はよろしくお願いします。まずは、現在のおもな仕事内容を教えてください。

現在、フリーライターとして細々と「書く仕事」をしております。
具体的には、オウンドメディアのSEO記事やプレスリリースからのリライト、お店紹介レポート、取材音源からの文字起こし・記事書き起こしなどです。
―現在の働き方をひと言で表わすと、どんな言葉が浮かびますか?

……やはり、「崖っぷち」でしょうか?
これは働き方というより、置かれている状況ですね……。(笑)
―「崖っぷち」とは、穏やかでないですね! 一体どうしてそうなってしまったんでしょう?

2021年から勤めを辞めて、フリーライターになりました。
最初の頃は十分な収入を得られませんでしたが、自分なりに頑張った結果、2023年はなかなかいい結果が出せたんです。
この調子で頑張ればと思ったんですけど……現実は甘くなくって……
―2024年以降に問題が発生したんですか?

問題自体は、2023年の時点でチラついていたのかもしれませんね。今思えばね。
2023年に収入を得ていた記事の多くは、SEO記事だったんです。
でも、生成AIが身近な存在になっていって、検索エンジンの様子も変わり、SEO記事のあり方や需要が今、どんどん変化していますよね?
2024年以降、そうした変化から、案件の難易度が大きく変わりました。
同時に、継続的に受注できていた案件も、受注が止まったり案件自体が終了となったり……。
その結果、収入が大幅に落ち込んでしまって……。
もっと早い段階で対応策を打てればよかったんでしょうけど、完全に後手に回り……現在、ライターとしては崖っぷち状態になってしまいました。
崖っぷちから這い上がるために!
―なるほど。いろいろと厳しい状況に立たされているんですね。では、現状を打破するために、何が必要と考えていますか?

仕事の方向性、軸とする分野を変える必要があると考えています。
まず、SEO記事は従来のやり方では対応できなくなっていると感じています。
SEO記事の作成が「しんどい」と感じるようになっていて、今後もこの分野を仕事の軸として継続するのは自分に適していないと判断しました。
受ける仕事や何を軸としていくかを、自分の自由意志で決められるのがフリーランスですからね。
だから、ライター業の方向転換を行ない、今後はインタビュー記事・取材記事の作成を仕事の軸にしたいんです。
フリーライターになる前は、長らく事務の仕事をしていたんですが、そこで電話対応をする機会が多かったんですよ。
で、お客さまのお話を聞いて、要点をまとめて、担当者に伝えるという業務が発生していました。
これが結構上手くできていたみたいで、相手の話を聞く能力みたいなのが身についたのではないかと思います。
そのあたりを活かして、インタビュー取材にも臨めたらと考えています。
―過去の経験が今につながっているんですね。では、このインタビューメディアが新しい仕事につながるといいですね!

はい。そういう思惑もあって、このメディアを立ち上げました!
私自身、現在仕事に行き詰まっている状況なので、ほかの方がどのようにフリーランスとして生計を立てるまでになられたのか聞いてみたいと思っています。
そして、さまざまな事例を記事として広く伝えることで、同じような悩みを持つ方のヒントになれば幸いですし、インタビューや取材の案件にお声がかかったらいいなと思っています。
もちろん、待ちの姿勢では新しい仕事を掴めないでしょうから、このメディアも自身のポートフォリオとして活用し、営業していきたいですね。
……ただ、そうすることにある種の「後ろめたさ」も感じています。
―「後ろめたさ」とは、どういうことでしょうか?

何というか、インタビュー対象になっていただいたフリーランスの方を、一方的に利用している感じがするというか……。
お時間をいただいて話を聞かせてもらうことで、私は自分が働くためのヒントを得て、新しいポートフォリオを残せます。
でも、インタビュー対象の方に対して、十分な額の報酬をお渡しできるわけではありません。
なんとなく、いただく労力への十分な対価を用意できていないんじゃないかと、不安に感じる部分です。
インタビュー記事の末尾には、仕事を依頼する場合の窓口やポートフォリオページへのリンクを設けますが……それが新しいお仕事のきっかけになるかも保証できませんし。
いずれ私自身が崖っぷち状態から立ち直れたなら、その時に改めて恩返しできればいいんですけど……
それもいつになるか、現時点では判断できませんからね。
そういう「後ろめたさ」もあって、この企画を立ち上げるのに時間がかかってしまいました。
―十分な対価を用意できるかは、依頼する側として悩む部分ですよね。でも、インタビューを受けて自身の活動を伝える機会を得られるわけですから、金銭の多寡によらない価値をインタビュー対象の方にも与えられるのではないでしょうか?

そうですね……そのように感じていただけるよう、丁寧に対応していきたいです。
また、是非インタビューして欲しいというフリーランス・個人事業主の方からの立候補もお待ちしています。(笑)
相手の想いを大切にする記事を書いていきたい!
―今後、ライター業を軌道に乗せられたと仮定して、どのような記事を書いていきたいですか?

人の想いや大切にしていることを、丁寧に扱う記事を書きたいですね。
それには真摯に向きあって、相手の話をしっかり聞くことが重要だと思います。
取材に伺う際もできる限り相手のことを知り、共感しながら、語られる想いを深掘りしたいです。
そういう対応ができるというのは、今すぐAIに置き換えられない分野だと思います。
業務効率化のために、文字起こしや記事構成作りにAIを活用しますが、相手と直接対話して温度の通った記事に仕上げていくのはライターがやるべき仕事でしょう。
―本日はありがとうございました!

田貫朔子・フリーライター(ポートフォリオページ)
京都市内在住、文筆業でひっそり生きようとするフリーライター。
取材音源からの記事作成やオウンドメディアのSEO記事、動画シナリオなどを執筆。

最近のコメント